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さてと。
今日も頑張って、と暖かい布団から脱皮し、地獄のような朝の冷え切った床に、
赤子の様に柔らかい素足をヒタリと降ろし、立ち上がると見事に立ちくらみ、
この革パンを・・・。と思って冷え切った皮の固まりを穿こうとするとすると
ズボンのスネ辺りでつま先が引っかかって右に左に転びそうになり、
寝グゼのがっちりついた髪を見れば、まあヘルメットをかぶるしその内ここら辺も
ペタンとなるだろうとたかをくくり(注1)、ブーツを履きかけたところで携帯を忘れている事に
気付き、ようやく家のドアを開けると寒さのあまりそのままパタリと閉めて引き返して
ベッドに戻ろうと一瞬考えるも、何とかそのまま外に出てバイクのカバーをとってバイクを
見ました。
本気でコイツで行くのか?と明日の全身筋肉痛を覚悟しながらも家から
なるべく遠く離れて暖機運転。ご近所様すみません!そしてどっかの窓が開いて、
オバケのQ太郎に出てきそうな、すぐ怒る何故かいつも着物を着た禿げた
おじさんみたいな人現れたら怒鳴られる前にすぐに出発しよう・・・。と思いつつ、無事に誰に怒鳴られる訳でもなく何とか出発。しかし第一コーナーで早速転びそうになる…。久々に乗ると恐いぜえ!と思う気持ち半分。本気で寒いぜえ!という気持ち半分、しばらく街中を走り、後はひたすら海岸線を走り続け、何とか集合場所、西湘バイパスパーキングに凍死する前に到着しました。真冬の朝の西湘バイパスは、声に出して、
「ごおおおおおおおお!」と本当に叫んでしまう位寒かったです。
そしてどうやら早く来すぎたらしいです。何とわたしにしては珍しく三十分前!
もうちょっと寝ていられた!と深く重く真剣に反省し、メットを脱いで辺りを見渡すと、
わたしにニコヤカに声をかけてきた眼鏡のおじさんがいる。
「ナナカさんですか?」
「あ、はい。」
「ますみたんです。」
初顔合わせで、今回初参加のますみたん・・・。何だかちょっとはずかしそう。
やっぱりそのハンドルネームは初対面だと恥ずかしいのだろうか・・・。
(すみません悪気は無いです)とふと思いながらも、乗ってるバイクは過激!
チタン何とか色のCBR何たらかんたらっ!(すみません悪気は無いです2。)
カッコイイです。かなり綺麗です(写真参照)。それからますみたんと話していて、
いい人っぽいなあ〜。と思いつつ、昇る太陽に刺すような冷たさと悪意を感じつつ
帰りの伊豆スカに八甲田山的な不安を感じつつ、しばらくすると、ぐずさん登場!
この人はどうやらわたしより十五分前に来ていたらしいです。気合が入っています!
というか、この寒い中、集合時間より四十五分も前に来るメリットは何だあ!
とおもいつつ、ぐずさんのグローブを見ると何故か夏用!嗚呼・・・。
この人の笑顔を見るのはここで最後だな・・・と思いつつ。そういえば前に超クソ暑い
ド真夏に本気の革パンで来ていたという話を聞いた事があったなあ・・・。
と思いつつ、どうやらぐずさん、来週は寒い日本を離れてサイパンに行くという事らしいです。
曰く、
「日本は寒いからね〜」
との事。いまだ謎の多いぐずさん。寒いのが苦手なのか好きなのか・・・謎です。
今後も注意深く観察していきたいと思います。
ぐずさんはその内に緑色の汗をかいてくれるのではないか・・・。
と期待に胸を膨らませていると、てけてけさん登場!何となくわたしのイメージ
としてはミスターヤマハ。常に最後尾を守ってくれるツーリングマスター。
頼りになる青い人です。
風の谷のナウシカで言うならユパ様といったところでしょうか。
七人の侍で言うなら志村喬扮する勘兵衛。ムーミンで言うならムーミンパパ。
東ハトで言うならハーベスト・・・。書けば書くほどに訳が分からなくなりそうなのでこの辺で止めときます・・・。
しばらくすると黒さん登場。ワンオフのマフラーは(写真参照)『ボボッボボボンボボボン!』と良い音で、人気の少ない朝の西湘バイパスパーキングにジェリコのラッパか!と思うほど迫力のある音が響いています。
そして、バイクから降りてきた黒さん、開口一番、
「こんな日にバイクに乗ってる奴は馬鹿だよね!」
ええ。全くその通りだと思います。
そうこうしている内にみなさん続々と集結!今回の参加者、てけてけさん、黒さん、ぐずさん。昼飯屋さん、田中さん、桑野さん、ますみたん、わたし。ここで集まるのはこれだけかな・・・。と思いきや!
集合時間をかなり過ぎて、なんとヨネヤマさん出現!馬鹿です!皆口々に、
「そんな馬鹿な!」とか
「考えられない!」とか
「何しに来た!」とか
言いつつ馬鹿度で負けた事を悔しがっています。そうです。彼は千葉からの参戦・・・。
きっと家を出る時は躊躇したに違いありません。しかも彼は前日に、
「行けたら行くよ〜。」
と言っていました。それは参加メンバー全員一致で、『このくそ寒い中、まさか千葉から来るはずが無い。』と、何の疑いも無く思ったはずです。いいですか?『行けたら』です。わたしだったら、例え目が覚めても0.3秒、つまり次元大輔の抜き打ちと同レベルの速さと正確さで冷静に事態を判断し、かたつむりが動くよりも、もっと誰にも気付かれないように静かに目を閉じた事でしょう。
なぜ彼は来たのでしょう?
なぜ来てしまったのでしょう…。
また酒でも飲んでいるのでしょうか?
(それならば納得出来ますが)
何となく来たのであれば、このまま島流しにでもしたい気分にかられてしまいます。
バイクから降りて、こちらに満面の笑みで近付いてくる彼を見て(写真参照)、
一同釈然としない気持ちを胸に抱きつつ、そろそろ一時間も出発予定が過ぎている事を考えつつ、ヨネヤマサン問題は一時保留にして出発したいと思います。
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